(1)海外ETFの動向
海外ETFは、日本国内のETFよりも資産残高が急速に伸びている金融商品です。ETFは金融商品としての特徴を見ると、証券取引所の株価指数や金価格に連動しており、投資判断を行いやすいメリットがあります。ETFの世界市場ランキングを見ると、日本市場よりも、アメリカやヨーロッパでETF市場は急速に拡大していますが、日本株ETFの取り扱いもあるようですね。
(2)日本株投資と為替リスクをヘッジするETF
日本株ETF海外の販売動向について、2013年4月3日の日経新聞18面が報じているので見てみましょう。上場投資信託(ETF)の本場、米国。あるETFの資産急増で業界の話題はもちきりだ。日本株に投資しながら為替リスクをヘッジする米ウィズダムツリーの「ジャパン・ヘッジド・エクイティ・ファンド」。日本株ETF海外の販売動向を見ると、日本株に投資しながら為替リスクをヘッジするETFが人気のようですね。
- 日本株に円建てで投資
- 日本株は円建てのため、円売りの為替ヘッジを行う
- 海外投資家がドル建で日本株に投資
(3)ジャパン・ヘッジド・エクイティ・ファンドのETF資産額が5倍に急増
時には1日数億ドルの資金が流入し、資産額は年初来で5倍弱に膨らんだ。ETFは日本株市場への新たな資金供給源として急速に存在感を強めている。日本株ETFのジャパン・ヘッジド・エクイティ・ファンドのETF資産額は、5倍に急増しており、日本株への注目度が高いことが分かります。
海外ETFは日本のETFよりも金融商品が豊富ですが、投資家にとって投資運用の選択肢が多いと成長市場が現れたときに、簡単に投資できるメリットが大きいですね。
(4)ETF資産残高の急速な拡大ペース
世界を見渡せば、ETFはまるで強大な「磁力」でマネーを吸い寄せているかのようだ。ETFの世界全体の資産規模は今年2月に2兆ドル(約190兆円)を突破。過去10年間、資産は年平均3割近いペースで拡大している。ETFランキング世界市場推移で、ETF資産残高が急速に拡大していることを説明しましたが、投資資金が流れ込んでいることが分かります。
- ETF世界全体の資産規模が2兆ドルを突破
- ETF資産は年平均3割近いペースで拡大
(5)ETFと投資信託の違い
20周年を迎えたばかりのETFは金融イノベーションを体現する存在だ。各種手数料、流動性、透明性などの面で従来型の投信よりも使い勝手で上回る。金融イノベーションとして、金融工学として確率論を利用した複雑な金融商品が脚光を集めましたが、リーマンショックやブラックマンデーなど、経済の急激な変動の時は無力に近かったと言えます。
ETFは投資信託よりも透明性が高いうえに、流動性が高く多様な金融商品が投資家の資金運用ニーズを満たしていることから、資産残高が拡大していると言えますね。
(6)ETFの投資対象拡大
投資対象も株式、債券、国際商品、通貨、ヘッジファンドと多彩になってきた。ETFが織りなす「新世界」に踏み出してみよう。ETFは、特定の指数に連動している上場投資信託ですので、金融市場が発展すればより多彩なニーズに対応するために金融商品が開発されます。
- 債券
- 国債商品 金など
- 通貨
- ヘッジファンド
ETFは指数に連動して、株式指数のETFであれば株式を購入しますので、相場の下支えと価格安定化の効果も生まれると言えますね。 スポンサードリンク
0 件のコメント:
コメントを投稿