(1)ETF投資の拡大
- ETF投資家の人数
- ETF投資信託の違い(8)
- 投資信託 REITの違い(9)
投資信託よりもETFの方が投資の敷居が高いと感じる方が多いと思いますが、ETFの販売が拡大しているということは、日本で知名度が向上しており、投資が拡大していると言えそうですね。
(2)日本株の投資信託が好調
ETF銀行の販売動向について、2013年4月23日の日経新聞7面が報じているので見てみましょう。日経平均株価が22日に一時4年9カ月ぶりに1万3600円台を回復するなど株式相場の上昇基調が続くなか、中部地域で日本株を対象に運用するタイプの投資信託の販売が好調だ。販売を担う地方銀行や証券会社など金融機関は、投信拡販に向けて手数料を引き下げたり、営業人員を増やしたりして攻勢をかけている。日本株を対象とした投資信託が、地方銀行や証券会社で販売好調のようですね。日銀ETF買い入れ金融緩和も、ETFに対する安心感に繋がっているようですが、地方銀行で投資信託が猛烈に売れているようですので見てみましょう。
(3)日本株の投資信託が倍増
十六銀行は3月に投信の新規販売額が前年同月の約1.9倍となった。昨年10月以降、月間ベースで前年の1.8~3.1倍と好調な売れ行きが続く。名古屋銀行と中京銀行も3月の販売額が倍増した。日本株の投資信託が販売好調のようですが、販売金額が日本株の上昇に合わせて、大きく伸びているようですね。
- 十六銀行の投資信託新規販売額 2013年3月 前年同月比約1.9倍
- 十六銀行の投資信託新規販売額 2012年10月以降 月間ベースで前年の1.8~3.1倍
- 名古屋銀行・中京銀行・百五銀行の投資信託新規販売額 2013年3月は倍増
(4)株高で個人投資家のリスク許容度が上昇
昨年12月の政権交代後、日経平均は3割以上も上昇。日本株に投資する投信や、日経平均などとの値動きの連動を目指す上場投信(ETF)に個人の投資マネーが集まっている。「リスク許容度が上がっており、店舗に定期的に商品の情報を聞きに来る顧客も多い」(十六銀)という。ETF投資が増加している理由を見ると、日経平均株価や日本株の値上がりによって、個人投資家の期待が高まったようですね。アベノミクスによって投資家の含み益が膨らんだことで、投資環境が改善したのだと思いますが、株価は調整局面となっていますので選挙前後まで動向に注目ですね。
(5)REIT投資信託の販売増加
株高に加え、都市部を中心とした地価の底打ちも投資マインドのプラス要因。百五銀行では3月の販売額が前年同月の約2倍となったが、「上場不動産投信(REIT)に投資する投信の販売も増加している」。ETFの販売増加に加えて、REIT投資信託の販売も増加しているようですね。投資信託 REITの違い(9)で説明していますので関心のある方はご参照。
ETF銀行の販売動向が上向いている理由としては、地価の底打ちにより、不動産価格の値下がり懸念が低下したことや賃貸収入の増加を見込めるようになったことも要因のようですね。投資信託 銀行の優遇理由は、銀行融資よりも手数料収入のほうが収益を稼ぎやすいことが背景にありますね。 スポンサードリンク
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