(1)ETFの特徴
ETFとは、指数に連動する投資信託であり、証券市場で売買ができる金融商品です。ETFの代表的なものとして、日経平均株価に連動するETFがあります。
ETFとよく似た名前の金融商品として、REITの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。REIT ETFの違いについて、2013年4月20日の日経新聞5面を見てみましょう。
(2)株価指数に連動する投資信託と不動産投資信託の違い
(ETFとREITの質問)日銀が買うのは国債だけなの?
(ETFとREITの回答)株価指数に連動する上場投資信託(ETF)や不動産投資信託(REIT)もそうだ。これまでも買ってきたが、2年でETFの保有を2.3倍の3.5兆円、REITは5割増の1700億円に増やす。
ETFとREITは、どちらも日銀が金融緩和のときに購入金額を増額した金融商品であることをご存知の方は多いと思います。ETFとREITの違いについて簡単に見ると、証券市場に上場している投資信託であっても、投資対象が根本的に異なることが分かります。
- ETF 株価など指数に連動する上場投資信託
- REIT 不動産に投資を行う上場投資信託
ETFは株価など指数に連動していますが、REITは不動産に投資を行っている金融商品であることが大きく異なりますね。
(3)ETFの特徴は株式のように売買可能で、日経平均株価など指数に連動
(ETFとREITの質問)横文字は苦手。何のこと?
(ETFとREITの回答)ETFは日経平均株価などの指数に連動して価格が動くようにつくられた金融商品だ。証券取引所に上場しており、普通の株式のように売買できる。投資信託会社が投資家からお金を集め、指数を構成する株式のうち一定の割合を買って運用する。指数が上昇すれば、ETFの価値も上がる。組み入れた株式から得た配当も投資家に配る。ETFの特徴は株式のように売買可能で、日経平均株価など指数に連動していることですね。ETFとは、どういった金融商品であるのか簡単にまとめていますので、関心のある方はご覧ください。ETFは、特定の指数に連動する金融商品ですので、値動きが非常に分かりやすいと言えます。
(4)REITのリスクと不動産市況
(ETFとREITの回答)REITも仕組みは似ている。専門の投資法人が投資家からお金でビルやマンションを買い、賃料収入などを分配する。不動産市況が改善すると見込まれるときは値上がりする。REITは不動産市況の影響を大きく受けますが、REITのリスクはETFと大きく異なります。日経新聞は仕組みが似ているとしていますが、ETFは特定の指数に連動する金融商品ですのでファンドマネージャーの影響を受けにくい金融商品です。
- ETFはファンドマネージャーの実力は関係ないが、REITは不動産売買や賃料交渉で実力が重要になる金融商品
- ETFは指数に連動するが、REITは不動産市況の影響が大きいが完全に連動しない金融商品
ETFと異なり、REITは不動産の売買や賃料交渉が重要な要素になりますので、交渉力や市況を見極める力が重要になります。ETFは特定の指数に連動しますが、ETFは不動産市況の影響が大きいものの、完全に連動するとは言えないですね。
ETFのメリットについて考えると、REITと金融商品としての違いが分かりやすいですね。
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ETFのメリットについて考えると、REITと金融商品としての違いが分かりやすいですね。
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