ETF価格の決まり方

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ETF価格の決まり方を見ると、投資信託と大きく異なることが分かります。ETFは価格変動がリアルタイムに分かりますが、投資信託は1日1回の算出であるため、金融資産の把握方法が異なりやしことが分かります。

(1)投資信託 価格の決まり方

ETF価格の決まり方について、窪田真実のETFの買い方・売り方が分かる本を見てみましょう。
通常の投資信託は、その日の基準価額で購入や売却の申し込みを行います。基準価額は、投資信託に組み入れられている株式や債券の終値をベースに1日1回算出され、投資家はその値段でしか投資信託を売買することができません
ETF手数料の比較を見ると、ETFのほうが投資信託よりも売買手数料や信託報酬が、安いため資産運用に有利であることが分かります。ETFと投資信託の価格の決まり方の違いを比較してみましょう。
  • 投資信託の価格の決まり方、株式や債券の終値をベースにする
  • 投資信託の価格は、1日1回算出
投資信託は、投資運用方針に従ってファンドマネージャーが株式や債券などを組み入れていますが、終値をベースに投資信託の価格が算出されているため、1日1回しか価格を提示しません

(2)投資信託の売買価格

また、売買の申し込みをしても、いくらで売買されたのかその時点ではわからず、翌日以降に新聞やインターネットで確認することになります。
日経新聞などで、投資信託の価格が掲載されているのを見たことがある方がいるかもしれませんが、価格の変動が1日1回のため新聞で、情報が十分間に合うのではないでしょうか。ETFインターネット取引と窓口取引の比較を考えると、投資信託は窓口取引で行われる理由の1つでしょうね。

(3)ETFの基準価額

ETFも通常の投資信託と同じように、1日1回基準価額が算出されます。ETFは投資信託でありながら取引所に上場されているので、取引所価格(取引価格、市場価格ともいう)で売買を行うことができます。
個人投資家の皆さんは基準価額でETFを売買することはできないので、取引所価格で売買することになります。
ETFは、証券市場で価格が変動しますので、リアルタイムに値段が決まるイメージがあると思いますが、基準価額も算出されるようですね。

(4)ETFの価格確認の方法

ETFの取引所価格は取引時間中にさまざまな要因で時々刻々変動するので、値動きを見ながら随時売買することができます。取引所価格を確認するには、4桁の証券コード(海外ETFであればティッカーシンボル)を使います。
ETFと投資信託の違いを見ると、ETFのメリットは特定の指数に連動しますので、売買の判断も容易であることが分かります。

海外ETF 国内ETFの違いについて見ると、売買の際に為替手数料が必要になる可能性が高いため、日本の証券市場に上場している円建ての中国株ETFなどでなければ、注意が必要です。
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